正和興業の事業の根幹を支える「工事部」。
そのトップとして、数多くの現場と社員を束ねるのがS.H工事部長です。
異業種である時計屋からの転職、そして10年以上にわたる現場経験を経て、工事部長となったS.H部長。そのユニークな経歴の裏には「家族との時間」を大切にするための決断がありました。
「見て覚えろ」の時代を経験したからこそ描く、新たな人材育成のビジョンとは。
そして、彼が目指す「現場が主役の強い組織」とは何か。S.H部長の、静かな情熱と未来への展望に迫ります。
時計屋から建設業界へ。異色のキャリアの原点
——本日はよろしくお願いします。まず、S.H部長のご経歴と、入社のきっかけを教えてください。
S.H部長:よろしくお願いします。正和興業に入社前は時計屋で4年ほど働いていました。卸売業がメインでしたが、自分たちのお店も持っていたので販売も接客もします。少人数だったので、何でもやる「オールマイティ」な働き方でしたね。
——時計業界から建設業界へというのは、大きなキャリアチェンジですね。
S.H部長:きっかけは、将来、姉の介護が必要になることです。時計屋の仕事は夜遅くまであり、土日に出勤することも多くありました。正和興業の求人が平日8時〜17時のみだったので、これなら介護と両立できると感じたのが決め手でした。時計屋が嫌だったわけではなく、あくまで条件面での理由で、27歳の時に正和興業へ入社しました。
「見て覚えろ」の経験から生まれた、未来の育成論
——管理職になられて、仕事へのスタンスに変化はありましたか?
S.H部長:若い頃は「指示が細かくていちいちうるさいな」なんて思うこともありましたが、やはり上の立場に立つと、そういう細かいところも報告を上げて欲しいと感じるようになりましたね。これは自分の中ですごく大事な視点だと感じています。
——ご自身の経験を踏まえ、今後の人材育成についてはどのようにお考えですか?
S.H部長:私はあまり体系立てて教わってこなかったので、正直、伝承的な指導は苦手なんです。だから、部下には細かいことを言うより、まず自分でやって見せるようにしています。ただ、今の時代はそれだけでは難しい。
自分が教わってきてないからこそ、誰もが教わることのできるシステムは作りたい。
人によって教え方が違うというのをなくして、正和興業としてのマニュアルを徐々に作っていけたらいいな、と考えています。

「家族にごめんなさい」と働いた日々。壮絶な現場が築いた信頼
——これまでのキャリアで、一番大変だった現場について教えていただけますか?
S.H部長:33歳の時、経験の浅い中で監理技術者を務めた日比谷公園周辺の下水道工事ですね。1年以上続く、オール夜間の現場でした。都心の地下は様々なものが埋まっているので、それを把握するだけでも大変でした。
——1年間ずっと夜勤ですか…想像を絶します。
S.H部長:ええ。人員や日程の調整を行い、現場が終わってから事務所に戻って書類を作る毎日。現場を出るのは朝6時か7時でした。しかもこれが、子どもが生まれて2ヶ月後のことだったんです。家に帰り、寝る私を起こさないように、妻と子どもがいつも外出してくれました。「家族にごめんなさい」と、心の中で謝りながら働いていましたね。
——その経験が、今のS.H部長を形作っているのですね。
S.H部長:本当に大変な現場でしたが、この経験があったからこそ、お客様から緊急工事の依頼が増えたり、下水道に関する様々な相談をいただけるようになったりと、正和興業への信頼に繋がった実感があります。

目指すは「自律する現場」。これからの仲間へのメッセージ
——5年後、10年後の工事部を、どのような組織にしていきたいですか?
S.H部長:施工マニュアルを作成して技術力を向上させ、係長クラスには管理職としての意識をしっかり持ってもらう。係長が部下を含め係を管理できれば、会社全体のレベルが上がります。最終的には、私が「飾り程度」になっていれば理想的ですね。
——その理想のチームに、どのような方に加わってほしいですか?
S.H部長:「自己主張ができる人」ですね。ただ、自分だけ良ければいいという考えではなく、みんなで一つだという協力意識を持てる人。現場は一人でする仕事ではないですから。
役職に関係なく、ざっくばらんに話せる、壁の少ない雰囲気が、うちの自慢です。

——最後に、これから建設業界に挑戦したいと考えている方々へ、メッセージをお願いします!
S.H部長:汗水垂らして、お客様の顔を直接見ることができ、お客様のために働けるというのは幸せなことだと感じています。現場では地域の方と仲良くなりますし、困っている人がいたら、たとえお金にならなくても手を差し伸べたいと自然に思える。そういう気持ちを持って、一緒に成長していける方をお待ちしています。

---
自らの経験を背中で語りながらも、未来を見据えて「仕組み」で人を育てることの重要性を説くS.H部長。その言葉の根底には、現場で働く仲間への深い信頼と、お客様への誠実な想いが流れています。強い現場が主役となる未来を、共に創りませんか?
■「お客様のために」。その想いを、ここで形にしませんか。
汗水流し、お客様の顔を直接見ながら、その人のために働く。S.H部長が語った仕事の原点には、地域社会と共に生きるという温かい想いがあります。
あなたがこれまで培ってきた経験と、誰かのためにという気持ちを、正和興業で活かしてみませんか。お客様からの「ありがとう」が直接のやりがいになる、そんな仕事があなたを待っています。

