Q: 正和興業に入社したきっかけは何でしょうか?
高校卒業後約2年の間に地元栃木の木材加工と電気工事の2社を経験しました。どちらも指導らしいものがなく昔ながらの「見て覚える」スタイルだったので、10代の自分には技術的にも体力的にも結構きつかったです。そこで、東京で働きたかったこともあって、第二新卒として正和興業で働くことを選びました。寮が完備されていることも決め手の一つでしたね。やはり一人暮らしはお金がかかるので、そこのサポートは有難かったです。
Q: 入社して気付いた他社との違いはなんですか?
正和興業は本当にアットホームなんです。すぐには分からなかったんですけど、最初からチームの一員として受け入れてもらえた感覚はありましたね。そんな環境だから、仕事が大変な時も、会社に行くのが嫌になりませんでした。社員どうしリラックスして話ができるし、笑いもありますからね。何でも相談できて、困ったときは上司や先輩がすぐに教えてくれます。何よりちょっとした冗談や世間話ができる関係が心地よくて、それは今も変わりません。
Q: 入社当時はどのような奮闘がありましたか?
入社して最初の1年間はもう目の前の仕事に必死でしたね。今考えるとそれだけで手いっぱいでした。正和興業に入る前は屋内の作業ばかりだったので、外の現場作業は全くの未経験。最初は汗かいて走って、言われたことをがむしゃらにこなしていましたね。
最初の1年間は研修期間で、開削班、管清掃・SPR班、ます班と、2ヶ月ごとに班を移っていろいろな作業を教わりました。開削班では、歩行者用通路の誘導などを担当させてもらいました。開削の現場は場所や状況によって仕事の進め方が変わることも多くて、感覚で作業の流れを理解することが最優先でした。次のSPR班の現場は開削せずに製管する工法で、作業の方法も全く未知の世界。機械操作だけではなく体の使い方がそもそも違うんですよ。そんな感じで1年間は各作業班を転々としながら経験を重ねていきました。
ちなみに、今の新人研修期間は半年くらいです。2ヶ月毎に各班を回って先輩の作業をサポートしながら少しずつ覚えてもらっています。
Q: 2年目以降はどんな感じで働いていましたか?
2年目になると、SPR班に配属されましたが、その頃会社が耐震工事の案件を受注したので、私の業務は耐震工事が中心になりました。印象深かったのは、大きい耐震の現場を担当したことですね。他の職人よりも耐震工事を経験しているということで私が作業のメインを任せてもらうことになったのですが、いざメインとなると機械の操作や工程など、学び直さないといけないことがたくさんありました。さらには協力会社の職人も含めて責任を感じて、相当なプレッシャーがありました。機械の設置方法から操作、仕上げの技術に至るまで、すべての施工に必死でした。振り返ってみれば、あの時期はとにかく大変でしたが、今ではその経験が大きな成長へと繫がったと思っています。
Q: 入社したてで経験がないときに大切だと思うことはなんですか?
自分自身も入社当初は全てが新しくて、当然のようにミスを繰り返しました。忙しいときなどは特に、気を付けていてもついつい忘れてしまっていました。でもその中で一番大事にしてきたのはコミュニケーションですね。お互いに気を配り、助け合うこと。これができる現場は、仕事もうまく回ります。
Q: どんな教え方をしてもらいましたか?
正和興業はミスをしても怒られることが少ないですね。いいことなのかどうかわかりませんけど(笑)。でも、やる気に満ち溢れているけれど技術が追い付かない新入社員にとって、それは本当に心強いです。だって、簡単な仕事じゃないですから、1年や2年で完璧にはなれない。大切なのは、完璧ではないと割り切り、ミスにビビらず、学び続けることだと思います。僕自身そういうタイプなんです。間違っていてもとにかくやってみる。わからないことはすぐに質問する。正和興業ではそういう姿勢は大切です。がむしゃらにやって質問しまくって人間関係を作っていった方が、毎日の仕事も楽しくなると思います。
Q: 入社してから働き方は変わりましたか?
昔は土曜祝日の出勤は当たり前といったいわゆる建設業の働き方だったみたいですけど、今はかなり変わりましたね。完全週休2日制に移行して、現場の都合でどうしても休日に仕事を入れないといけないときでも、他の平日に休みを取るように言われます。だから、仕事への取り組み方もみんな少しずつ変わってきていると思います。実際、残業時間が少なくなったなという実感がありますね。これもみんなの意識が変わってきているからだと思います。
正和興業のいいところは、会社が改善に対して積極的な姿勢を持っていること。だからこそ、これからも働きやすい環境づくりが進んでいくと思います。