【社員インタビュー】高卒入社2年目の職人が語る「力のない私でも働けています」——80kgの蓋を持ち上げられるようになるまで

「だいぶ痩せているので、体力的に足を引っ張るんじゃないかと思っていました」——入社前をそう振り返るのは、入社2年目のN.Sさん。高校の求人票で正和興業を見つけ、新卒で入社しました。


現在は工事部第2係で「分水人孔(ぶんすいじんこう)」の調査を担当。マンホールの中に入り、下水道管の状態をカメラで記録する仕事です。


園芸科からこの世界へ。体力に不安を抱えていた1年目を経て、今では80kgのマンホールの蓋を持ち上げられるようになりました。その1年を率直に語っていただきました。



決め手は「社員寮・完全週休2日制・基本給20万以上」


__今日はよろしくお願いします。まずは、正和興業に入社された経緯から教えてください!


職人 N.S:正和興業を知ったのは、高校で出ていた求人票が最初でした。自分の中で「最低限これは欲しい」という条件を決めていて、いくつかある中で一番最初に見つけたのが正和興業で、その条件をちゃんと満たしていたんです。


__具体的にはどんな条件だったんですか?


職人 N.S:社員寮があること、完全週休2日制であること、基本給が20万円以上であることの3つです。


__社員寮は、ご出身が遠方だったからなどの理由でしょうか?


職人 N.S:いえ、出身は東京都内なんです。ただ、実家の家賃を払っているのが姉で、「就職するならちゃんと家を出て、1人暮らしを始めなよ」という感じだったので。それで自分で1人暮らしをする必要があったんですが、寮があれば金銭的な負担も抑えられると思って希望していました。


__なるほど。他社と比べても、制度面は良かったですか?


職人 N.S:そうですね。手元に届いていた求人票の中では、だいぶ上の位置かなと思いました。


__ちなみに高校では何を学んでいたんですか?


職人 N.S:園芸科です。そこから建設業というのはちょっとレアではありますね(笑)。アルバイトで飲食店の接客をやっていたんですが、そこ以外ならどこでもいいかな、という考えでした。



マンホールの中へ。「分水人孔」を調べる仕事

__今の業務内容を教えてください!


職人 N.S:「分水人孔」という、汚水を流す管と雨水だけを流す管の2種類が通っているマンホールがあるんですけど、その調査をしています。


__具体的にはどんな作業になるんでしょうか?


職人 N.S:中に入って、下水の流水の影響で壁の腐食が進んでいないか、管が破損していないか、ズレがないかをカメラで撮って写真に収めます。それを月末に各出張所へ送るまでが仕事ですね。


__中に入る前には、安全確認をされるんですよね。


職人 N.S:はい。まずガス検知器を入れて、基準値以下であればそのまま入ってカメラで撮影します。


__入社してすぐ、この業務だったんですか?


職人 N.S:いえ。最初の2、3ヶ月くらいは事務所で、具体的にどういう仕事をしているのかを勉強してから、研修期間を経て配属されました。最初はマス班という道路工事に近い班にいて、その後に分水へ来た形です。作業内容はガラッと変わりましたが、今はだいぶ慣れてきました。



定時は17時、残業は「基本的に全然ない」

__1日の流れを教えてください。


職人 N.S:6時半くらいに起きて、7時に家を出ます。会社に向かう途中で朝ごはんを食べて、8時に到着します。そこから調査の準備をして、8時半には調査場所に着けるように動きます。だいたい15時ごろには調査が終わって会社に戻り、調査結果をまとめて、依頼元である下水道の各出張所に送ります。


__終わるのは何時ごろになりますか?


職人 N.S:基本的に17時の定時には上がれます。残業は、調査に想定外の時間がかかってしまった時くらいで、基本的には全然ないです。


__月末は書類仕事が増えたりするんでしょうか?


職人 N.S:そうですね。分水調査は月末になると書類仕事がメインになります。体を動かさなくなる分、逆に疲れが出ることもありますね(笑)。



夜勤は月3日。生活リズムの切り替えが一番の課題

__入社前に不安だったことはありますか?


職人 N.S:だいぶ痩せているので、体力的に足を引っ張るんじゃないかというのはありました。


__夜勤もありますが、体力面ではいかがですか?


職人 N.S:夜勤と日勤で疲れ方に大きな差はないんですけど、夜勤から日勤に戻すのが、個人的にはすごく大変でした。


__なるほど。夜勤の日はどういうスケジュールになるんですか?


職人 N.S:出社が19時で、退社が午前4時です。私は自転車通勤なので、終わったら電車の始発を待つなどはせずにそのまま帰れます。夜勤が続く場合は帰って朝6時ごろに寝るんですけど、次が日勤になる時は、すぐ寝るとその日の夜に眠れなくなるので、夕方くらいまで頑張って起きています。


__今も夜勤はありますか?


職人 N.S:月3日くらいあります。リズムを整えるのは、今でもまだ大変ですね。



80kgのマンホールの蓋を、持ち上げられるようになった

__1年を経て、成長を実感していることはありますか?


職人 N.S:マンホールにはいくつか種類があるんですけど、すごく大きくて重い、80kgくらいある蓋を持ち上げられるようになりました。


__80kgですか!よく見かける一般的な丸いマンホールの蓋はどのくらいなんでしょう?


職人 N.S:一番よく見かけるものが45kgくらいで、その倍くらいの大きさのものです。歩道にはあまりなくて、車道に多いですね。


__まさに現場を通じた成長ですね。生活面ではいかがですか。


職人 N.S:朝が弱くて、最初は生活リズムを整えるのに苦労しました。今はだいぶ改善できています。先輩や上司からも「仕事はしっかりできているから、そこだけ直そう」と言ってもらっています。


「誰かと誰かが仲が悪い、という話を聞いたことがない」

__職場の人間関係はいかがですか?


職人 N.S:会社内の人間関係はかなり良好だと思います。誰々と誰々が仲が悪い、といった話も聞いたことがないので。


__他の係の方との交流はありますか?


職人 N.S:係が違うとあまり多くはないんですけど、今いる先輩方もいろいろな現場を回ってきているので、同じ仕事の話題が上がると話し合ったりします。


__外国籍の社員の方とはいかがですか?


職人 N.S:外国籍の方はほぼ現場に出ているので、マス班やSPRなど現場が一緒になると接点ができますね。


__休日はどう過ごしていますか?


職人 N.S:ほとんど家から出ないですね(笑)。家でゲームをしたり、漫画を読んだりしています。



熱中症を防ぐ「カナリア」。安全を守るしくみ


__安全面で、会社として取り組んでいることはありますか?


職人 N.S:今の時期は暑いので、熱中症対策として会社からスポーツドリンクの支給があります。あとは「カナリア」という、腕時計のように身につけて、体温が危険な水準まで上がると警報が鳴る機器を使っています。


__そんな装置があるんですね!マンホールの中は暑いんですか?


職人 N.S:涼しい場所もあるんですけど、動いていると体温が上がるので暑いですね。


__なるほど。そういった現場面の支援もしっかりとありそうな正和興業ですが、今後、使ってみたい支援の制度などはありますか?


職人 N.S:調査に行くのに車に乗るので、運転免許は確実に必要になると思います。会社に取得支援の制度があるので、そこは活用したいです。



道路の陥没が起こる前に。事前調査という大事な役目

__お仕事のやりがいや、社会の役に立っていると感じる瞬間はありますか?


職人 N.S:生活になくてはならない下水道の調査なので、道路の陥没が起こる前の事前調査は、大事な役目かなと思っています。


__今後の目標を教えてください!


職人 N.S:まずは生活リズムをしっかり整えることと、運転免許を取ることですね。それができれば、任せてもらえる仕事の幅も広がると思うので。


__では、どんな人がこの仕事に向いていると思いますか?


職人 N.S:会社の方針として作業できる人を増やしたいと聞いているので、力や体力のある人。あとは、調査だと小柄な人が有利かなと思います。分水調査は中がすごく狭いところがあるので、身長が低いほうが体を動かしやすくて、写真が撮りやすいんです。


__最後に、応募を迷っている方へメッセージをお願いします!


職人 N.S:力のない私でもちゃんと働けているので、安心して応募してください。


__本日はありがとうございました!



体力に自信がなくても、1年でここまで成長できます


園芸科から下水道の世界へ飛び込んだN.Sさん。「体力で足を引っ張るのでは」という不安を抱えて入社し、1年後には80kgの蓋を持ち上げ、狭いマンホールの中で東京の地下を点検しています。


道路の陥没を未然に防ぐ調査という、目に見えないけれど確かな仕事。その手応えが、N.Sさんの言葉から伝わってきました。


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